以前は片付けが下手だった方が収納のセオリーを理解した後、コツをつかみ快適な暮らしを手に入れられた方々もたくさんいらっしゃいます。もしあなたが今の暮らしに満足していないのなら思い切って「収納改革」を始めてみてください。収納と向き合うことは人生と向き合うことにもつながります。これからの人生を気持ちのいい家で、幸福を感じながら暮らしていただきたいと思います。
物を減らさずに、空間を増やす
クローゼット扉は床から天井まであるハイドアが便利。大きめサイズのケースも上部にラクに収納できます。
また棚をたくさん入れて「高密度収納」にすることで、想像以上にたっぷりの物を収納できます。
隣り合わせた子供部屋の間を半分ずつタワー収納にした
反対側の部屋のタワー収納
上の棚の出し入れがスムーズにできる
壁一面をタワー収納に
「うちは狭いからこれ以上収納スペースをつくるのは無理」とあきらめている方もいるのですが、
限られた空間にも工夫次第で収納スペースはつくれるものです。
アイランドキッチンカウンター下に棚
すぐに片付けられない物、またすぐに使うので出しっぱなしにしておきたいものや、急なお客様にも即対応できます。
対面キッチン
ダイニング側カウンターの下に棚。キッチンが見えにくいように壁を少し上げている。
壁面埋め込み棚
埋め込み棚」は場所を取らず、狭い場所に最適です。
デッドスペースの利用
リフォームをするときにはこのデッドスペースを利用するのがコツ。部屋の広さはそのままで、空間を増やす方法。
壁面収納
寝室で本を読みたいという人も多いので、その場合は壁を凹ませて壁面収納にします。
グルニエ(小屋裏収納)
スキー・スノーボード用品や、ひな人形のセット、取っておきたい思い出のアルバムなどをまとめて収納しておくにはもってこいのスペースです。
部屋を広げられないならロフトをつくる
「ロフトをどのように使っていますか」という問いに対して、「寝室代わりにしている」(49%)と「収納場所にしている」(46.7%)という回答でした。収納の少ない家には特に効果的な空間利用方法です。
階段下収納
階段下の変形スペースを利用した。
洗濯機上の吊戸棚
洗濯機の上の空きスペースには戸棚を取付すると洗剤の置き場にも困りません。
階段下収納リフォーム
リフォームするときにはつくりましょう。
空間を徹底的に利用する。
クローゼット内部横側のデッドスペースには可動棚。
扉裏を利用した「吊るす収納」
玄関収納の扉裏のデッドスペースを利用してスリッパ立てを設置。
狭いスペースに収納を設ける場合には視覚的な効果を利用して、広がり感を演出する工夫をします。
たとえば小さな和室に押入れを設けたい場合下の空間を空けた「吊押入れ」をつくります。
和室は座って過ごす場所なので目線が低くなるため、下を解放することで空間を広く感じる効果が出せます。
同様にカウンター収納や吊り棚のように、上の空間や下の空間を空けることで圧迫感を減らすという方法もあります。
吊り押入れ
押入れを床から浮かせることで4畳半の和室が6畳に。
座ったときに広く感じさせる効果もある
吊り戸棚
戸棚を浮かせて吊戸棚にしたことで、空間を広く感じられる
収納スペースに犬小屋
リビングに収納の下のスペースを利用した。
部屋にケージが出てないので快適。
吊戸棚設置で収納量が倍増
収納を上下に分けることでトールタイプに比べ圧迫感を減らせる。
下部のカウンター収納のみに比べ、吊戸棚部分の収納量を増やせる
使いやすいキッチンは①調理台から手を伸ばせばすべての物が届くところに収納されています。いうまでもなくスピーディーに料理ができます。②シンクやコンロなどで必要な物を使う場所に収納する。大切なのは“作業動線”を考えて短くなるように収納することです。③背面を収納にする場合(対面型キッチンの場合)キッチンと背面収納の間のスペースは75~80センチが理想です。できるだけ歩行数を減らして料理ができればそれだけで“時短”になります。歩かなくても振り返り手を伸ばすだけで届く。これが『使いやすいキッチン』の理想です。
ツールポケット
手前にフライパンや片手鍋は立てて収納。よく使うボトル類も手前に収納できる。
スライドボックス
鋳物鍋や重い鍋を上部スライド部に収納できます。
引出し部
背の高い両手鍋や圧力鍋も収納できます。
コンロ横
コンロ横は小物類や料理に使う道具を収納できます。
引出し部
ザルやボウルなど水回りや調理で使うツールを整理して収納できます。
スライドボックス
ハサミ、キッチンスケール、計量カップなどの調理小物を収納できます。
背面カウンター収納
キッチンの形は調理台の背面が家電置き場を兼ねた収納になっている「対面型」がおすすめ。
背面カウンター家電収納
スライド棚になっていると家電使用時引き出せ便利。
対面型キッチン
二人でキッチンを使う場合は通路を少し広めにするといい。
大容量のスライド収納
電動昇降タイプの棚
手前に下りてくるタイプの棚
上部に吊戸棚を設けて収納スペースを充実させる。吊戸棚は「取り出しづらい」「物が見えにくい」という欠点があるので、使いやすくするために工夫が必要です。物をケースやかごにまとめる。ラベルを付けるなど。半透明のケースは中身が見えておすすめです。また目線の高さまで下りてくる「昇降タイプの棚」もとても便利です。
吊戸棚がない場合
ミニキッチンや天井が低い場合など、吊戸棚がないときは棚を取付すれば解決します。棚板の下面に手元照明を取付すれば明るく見やすいです。
浄水器内臓シャワー水栓
浄水器は引出の奥に置く据え置き式よりも、水栓の中に内臓するタイプのほうがカートリッジ交換が簡単です。
食器収納
グラスは重ねずに一個ずつ同じ種類を縦に並べるのが鉄則。
見やすく取り出しやすくなる。
何も物がのっていないダイニングテーブルは気持ちのいいものです。使い終わったときは収納にしまいいつも物がない状態にリセット。そのための収納がダイニングにあればいいです。ここでは食事だけではなくお茶を飲んだりパソコンを使ったり、新聞や雑誌を読んだりもします。書きものをする人もいるかもしれません。何かをするたびに、いちいち他の部屋に物を取りに行くのも面倒です。個々の収納にすべての物を収めておけると非常にラクですし、不思議と家じゅうが片付きます。
リビングの一番の目的は「くつろぐ」こと。リビングを使うのは夜だけという家庭も多いのではないでしょうか。ソファーに座って好きな本を読んだり、テレビやDVDを見たり音楽を聴いたりして一日の疲れを癒す。お酒を飲む人もいるかもしれません。
そんな空間なので置くものはできるだけ選んでスッキリとさせ、できるだけ収納に隠しましょう。そんなリビングがある家はきっと幸せです。
リビングやダイニングであまり収納をつくれない場合は壁面収納を設置します。
クローゼットや押入れより奥行を浅く(25センチ~45センチ)ぐらいにすると、圧迫感をへらすごとができます。部屋の広さも確保できます。
床から天井までの可動棚にすると大容量が収納可能で、扉なしのオープンタイプならテレビ台を兼用することもできます。
本が多いお宅には本棚としてみてはどうでしょうか。このようにアイデアしだいで場所も取らず、とても便利なアイテムになります。
クローゼットの場所は寝室の中か洗面室の隣か、どちらかのパターンが多いです。
家事の手間を減らすために洋服を吊るせるハンガーを設置するといいです。
その下にはワゴンや引き出しを置けるようなスペースがあれば理想的です。
- 洗面室横のクローゼット
- 寝室のクローゼット納
- 乾いた洗濯物をすぐにしまえる。突然の雨にも一時干しができる。
仕事や勉強、趣味のために自分の書斎が欲しいと思っている方は結構多いです。
けれどスペースがないのであきらめている場合も多いです。
独立したスペースがない場合は寝室の一角を書斎にすることを検討してみてはどうでしょうか。
寝室は昼間は家族の出入りが少ない部屋なので集中して作業ができます。
書斎カウンター
窓のシェードを上げれば外が見える。
素敵な玄関とは、広いことが重要ではありません。
扉を開けたときに目に入るものは靴の出ていないきれいなたたきと、素敵なしつらえだけでなくてはなりません。
そのためにはたっぷりの収納スペースが必要です。実は玄関の収納を充実させることで、
家の中が散らからずに済むのです。
- 大容量の玄関収納
-
収納量を増やす方法
棚板を増やしたり、扉裏を利用した「吊るす収納」を取り入れるなど
ご相談・見積り依頼をご希望の方は
お気軽にご相談下さい
メールまたはお電話にて
お気軽にお問い合わせください
079-245-8555<受付>10:00~17:00 定休日 水曜